タコブログ〜公認心理師と共に楽しむ〜

日々が楽しくなるようなコツを、公認心理師が心理学の知識を用いて紹介します。また、世の中の名言(時に迷言)を独断と偏見で心理学的に解釈していきます。

【苦手の克服方法】電話応対場面(後編②)

こんにちは、生きづらいタコこと生きタコです。

いよいよ、電話応対場面(後編②)になります。

今回で電話応対編は終わりになります。

今日の記事は次のような人たちに読んでもらいたいです。

 

【1】苦手な電話応対を少しでも克服したい人

【2】生きづらさから少しでも脱却したい人

 

前回は、苦手としている電話応対の解決方法を3つ紹介しました。まだ読まれてない方は、ぜひ、読んでからこの記事にお進みください。

 

ikizuraitako.hatenablog.com

 

 その他、誰にでも効果がありそうなもの

その他、きっと多くの方の苦手感を減少させるのに、有効ではないかと思われるものをあげておきます。

 

周囲の対応を真似る

電話が上手な人や、聞いてて感じが良い人の決め台詞や口調を真似してみましょう。私の場合、特に、自身の弱点を補えるような台詞は、よく使わせてもらっています。

 

私がよく使うのは、「一方的に喋りすぎてしまってすみませんでした。聞いてて大変でしたよね」という台詞です。これは以前の職場の先輩がよく使っていたもので、聞いているうちになんだか自分も使いたくなったものです(笑)

 

私の場合、確認事項が多いと一方的に喋りすぎてしまうことがあるので、ほとんどの電話場面で、この台詞を吐いています。この台詞の良いなと思うところは、喋りすぎてしまったということを、自身でもちゃんと自覚していますよ、という点を相手に伝えられる点です。

 

たいていの場合、先方からは「そんなことないですよ」と笑いながら返してもらえます。ポイントは、少し照れ臭そうに笑いながら伝えることです。

 

こんな風に、自分が良いなと思う他者の口調や台詞は、真似てみることをお勧めします。

 

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良いなと思う人の対応の台詞や口調を真似する

 

雛形を用意する

あらかじめ、相手に尋ねることのチェック項目を作っておきます。これは実際にやられている方も多いと思います。ポイントとしては、紙に書いて準備しておくのは伝える項目までにして、台詞まではなるべく書かないようにしましょう。

 

台詞まで書いてあった方が安心して取り組めるし、それで上手くいってるよ!という方はそのままで良いと思いますが、もし台詞まで書いても上手くいっていないようであれば、違ったやり方を試してみる必要があります。。

 

そんな方は、一度、紙に準備するのは確認項目ぐらいまでにしてみましょう。項目だけでは聞き忘れがないが不安だよ、という方には魔法の言葉をプレゼントします。それは、先方に「すみません、確認し忘れてないかちょっと確認させて下さいね」という言葉です。電話の途中でも終盤でも、相手に少しことわってから無言の時間をもらって、聞き逃しがないか確認してみるのはいかがでしょうか。

  

電話が苦手であることを周囲に打ち明ける

これも過去に、私が実際に試したことです。でもその時は「電話がとにかく苦手なんです」と電話の全てが苦手であるように伝えていました。優しい上司や同僚に恵まれ、なるべく私が電話と関わらないよう協力してもらえましたが、毎回このように上手くいくとは思っていません。

 

もし、当時に戻れたとしたら、私はきっとこのように伝えると思います。

 

「電話を受けることは大丈夫ですが、かける時にまだ不安なことがたくさんあります。ご迷惑をおかけすることがあると思いますが、少しずつ克服したいと思います」

 

いかがでしょうか?

一応、誤解がないようにお伝えしておくと、苦手なものは全て克服しなければいけない、とは思っていません。むしろ、苦手なものを人に手伝ってもらい、自分は得意なものに集中するにこしたことがないと思っているような人間です。

 

しかし、今の世の中、まだまだ得意なことだけを任せてもらえるという雰囲気は少ないように思います(もちろん、個人の交渉次第だとは思いますが)。そして私自身、電話は人に任せっぱなしではなく、ある程度はできるようになりたいなと思っているので、このような伝え方になると思います。

 

何はともあれ、前回の記事でも述べましたが、電話をかけれるようになる、ということがあなたにとってどのような未来が訪れ得るのか、それをまずイメージすることはとても大事だと思います。電話ができるようになることで、生きづらさが軽減されるのかそうでないのか。外せないポイントです。

 

イメージして、たいして変わらなそうであれば、それほど頑張って取り組まなくても良いと思います。一方、電話をかけれるようになることで世界が少しでも広がるのであれば、挑戦するべきとも思います。

 

あなたにとって、電話応対がこなせるようになる未来とはどのようなものでしょうか。ぜひ一度、イメージしてみてください。

 

まとめ

さて、数回に分けて、苦手な電話応対への克服に向けた取り組み方を紹介してまいりました。もちろん、電話の苦手感は人によってさまざまなので、読む人によっては、電話の受け方を知りたかった、であったり、要件を聞きながらのメモの取り方を教えて欲しかった、という感想を持たれる方がいらっしゃると思います。

 

でも、基本的には「何が」苦手なのかということを具体的にして、「なぜ」苦手なのかを掘り下げていく。そして、苦手の要因が具体的になったところで、電話応対を邪魔している自身の考えや行動を変えていく、というプロセスは変わらないかなと思います(大雑把な意見ですみません)。

 

生きづらさが少しでも軽減するように、そして、日々の生活が少しでもハッピーになるよう、これからもお付き合いさせて下さい。そして、私自身、皆さんに意見をもらいながら、より人生を楽しみたいと思っています。

 

コメントや質問、お待ちしております!