おはようございます。タコです。
前回は自己肯定感を上げるための下ごしらえを学びました。
まだ読まれていない方は、下記の記事からどうぞ。
前回の記事では、自己肯定感を上げるその下準備として、
①自分がどんな時に、自己肯定感が下がりやすいのかを把握する
②自己肯定感が下がっていない状態の時をしっかりと把握する
という2つのポイントをお伝えしました。
今日はさらにそこから、自分の自己肯定感を上げるための分析方法を学んでいきたいと思います。
合言葉は【なぜ】です!
分析のコツは【なぜ】と【そして】
「何が」自己肯定感を下げているのかの分析で使えるのは、「なぜ?」「そして?」と自身に質問をしてみましょう。
その時、どんな考えが浮かんでいるか、またはどんな行動をとっているのかに注目してみると、分析がしやすくなります。
自己肯定感が下がりやすい時は、
→同僚や友達が活躍している時
なぜ?
→(考え)みんなは表彰されるのに、僕はされないからダメなやつだ
そして?
→(行動)どうせ何をやってもダメだと、日課のマラソンをしないでふて寝する
こんな感じです。
こうして見てみると、あなたの自己肯定感を下げているのは、同僚や友達の活躍というよりも、「みんなは表彰されるのに、僕はされないダメなやつだ」という考え方になります。
そして、普段行えているはずの日課をしないで寝てしまうという行動は、確かに短期的には体力の回復にはなるかもしれません。
しかし、長期的にみると、何もできなかったことで落ち込んだり等、あまり良い結果は期待できません。
もうお分かりでしょうか?
あとは考えを変えるか、行動を変えるか、それとも両方変えてみるか、自身のやりやすいところから取り組んでいきます。
正解不正解は特にありませんが、例えば考え方を変えるのであれば、「俺だって頑張ればやれる!」という風に無理をするのではなく、
「確かにこの点はみんなの方が凄いけど、僕は僕で頑張ってるしな」
と言った具合に事実を認めつつ、かつ、誰とも比べることがないような考え方を思い浮かべたり紙に書いたりしましょう。
さらに、行動にもアプローチしていきます。
これまではふて寝していましたが、自分の好きなことやリラックスできることで過ごすことがお勧めです。
この時よく、気分が上がらないと楽しいことができない、という言葉を頂戴します。
確かに、人間はその時の気分に一致するような行動をとりがちですので、落ち込んでいる時に楽しい行動を選択する、というのはなかなか難しいかもしれません。
ところが、人間は気分よりも行動の方が変えやすい生き物です。落ち込んだ時、ちょっとしたことでも良いので楽しいことに取り組めば、自ずと楽しい気分がついてくる可能性があります。
こんな風に、自己肯定感そのものをなんとかしようとするよりも、
自己肯定感が下がりがちな状況を分析し、新しい思考パターンや新しい行動パターンを手に入れ、日々を生きやすくする!
というのが当面の目標になるかなあと思います。
その他の自己肯定感の上げ方
私は普段のカウンセリングの中で、自己肯定感そのものを取り上げることはほとんでありません。なので、自己肯定感に直接はたらかけるような方法の紹介は、世に出ている沢山の書籍にお任せしたいと思います。
自己肯定感というものに直接働きかける方法は、さまざまな書籍で紹介されています。
書籍によく書かれているもので、思いつく限りまずはざっくりと挙げてみようと思います。
・人から褒められたことを思い出す
・ちょっと歩いてみる
・睡眠を十分にとる
・沸き上がってくる感情はありのまま受け入れる
・自分を責めることなく受け入れる
・できないものや分からないことはそのまま認める
・結果に限らず、自分をよく褒めてあげる
・自分の周りの人たちの魅力を思い浮かべる→それが自分の魅力でもある
・他者に断るべき時はしっかりと断る
・否定語を肯定語に変えるなど など
ね?沢山あるでしょう?
ここに書かれてあるものが全ての人に 当てはまるとは思いませんが、試せるものはどんどん試していいと思います。
自分にフィットするやり方が見つかったら、あとはそれを続けるだけ。
どうでしょう?
できそうですか?
以上、自己肯定感を上げるポイントの紹介でした。
皆さんの生活が少しでも楽になりますように。
自己肯定感に直接働きかける方法を載せている本をあげておきます。
それでは!