こんにちは。タコです。
改めての自己紹介になりますが、私は心理カウンセラーをしています。
心理カウンセラーを名乗るにあたり、公認心理師という国家資格と、臨床心理士という歴史ある民間資格を持っています。
そして、医療機関や学校現場で、カウンセリングや心理療法、心理検査を行っています。
また、大学の教員として大学生たちに心理学を教えた経験もあります。
この業界ではまだまだ若手(未熟者)の私ですが、
心理学を学んできたなあ、
心理学を学んでいるなあ、
という実感はあります。
そこで今回は、心理学を学ぶ、ということについて、書いてみたいと思います。
心理学という知識は未来においても必要?!
心理学の知識は、2030年においても必要になるであるという見込みが、ある研究で示唆されました。
このデータは、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授が、2017年に「The Future Skills(未来のスキル)」と呼ばれる論文の中で発表されたものです。
この論文では2030年に必要とされるスキルがランキング形式で掲載されていますが、心理学(知識)はなんと2位にランクインしています(2位って凄いですよね!)。
さらに、心理療法・カウンセリング(知識)も11位にランクイン。
それも心理学や心理療法のスキルではなく、知識が必要という点でランクインしていることも、個人的には魅力です。みんながみんな、何もカウンセリングをできるようにならなくても良い、ということは、非常に現実的だと思います。
心理学の知識を学ぶことのメリットを、独断と偏見で書いてみようと思います。
心理学を学べば、人の心はなかなか分からない、ということが分かる。
これは以前に別の記事でも書きましたが、心理学を学べば学ぶほど、人の心の複雑さに驚くことがあります。
複雑なものをそのまま複雑なものとして扱おうとすると大変なので、私たちは理論や概念を用いて心と向き合っています。
しかし、そうした理念や概念は膨大にあるため、やはり、心は複雑だなと思わされることが度々あります。
心理学を学ぶ前や学びたての頃は、
他人の心理が手に取るように分かってしょうがない、
と何かとんでもない勘違いをしていたり、
私はたいていの人の悩みを解決できそうだぞ、
などと、根拠のない自身に満たされていたりと、
しかし、カウンセリングをするようになって患者さんがなかなか良くならなかったり、ショッキングなライフイベントが起きて、自分自身の気持ちがまいってしまったりということを経験すると、
人の心とは、なんて複雑なんだと思うようになってきました。
そんな風に思えるようになって以降は、以下のように変わりました。
・カウンセリング時、人の心はそう簡単には分からない、という前提に立って、目の前にいる患者さんの話をますます聴くようになった。
・もっともっと心理学を勉強するようになった。
以上の理由から、
心理学を学べば、人と接する際に「人の心は分からない」という前提に立つことができ、そのことは、カウンセリングや自己研鑽において役に立ことがある。
ということが、私が紹介できる、心理学を学ぶ理由の一つになります。
長くなってしまったので今日はこの辺にしておきます。
次回は、今回紹介できなかった、その他の心理学を学ぶ理由を紹介したいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございます。
コメントや感想、いつでもお待ちしています(^∇^)