タコブログ〜公認心理師と共に楽しむ〜

日々が楽しくなるようなコツを、公認心理師が心理学の知識を用いて紹介します。また、世の中の名言(時に迷言)を独断と偏見で心理学的に解釈していきます。

【漫画】公認心理師が「ブルーピリオド」の魅力を語ってみた②

こんにちは。タコです。

 

今日は前回の続き、漫画の「ブルーピリオド」について紹介してみたいと思います。

 

まだ前回の記事をまだ読まれてない方は、ぜひ読んでみてください。

 

 

ikizuraitako.hatenablog.com

 

 

それではいきましょう!

 

高校生、大学生という年代

 

現在は10巻まで発売されているこのブルーピリオドですが、主人公は高校〜大学生を経ています。

 

中高生、そして大学生は、心理学的には【青年期】とされています。

 

自分とは何?どんなことが得意なの?そしてどんな進路に進むの?

 

などなど、自分についての悩みが多い時期です。

 

つまりこの時期は、いわゆる【自分探し】の時期ともされています。

 

私自身、この自分探しという言葉が好きではありませんが、カウンセリングなどでこの世代の方達と接していると、確かに、揺れ動きやすい年代だなと感じることがあります。

 

ブルーピリオドに出てくるキャラクターたちは、バトル漫画に出てくるような特殊能力を持っているわけではありません。

 

芸術に悩み、人間関係に悩み、そして自分自身に悩む、

 

どこにでもいる高校生。

 

どこにでもいる大学生なんです。

 

かくいう私も、高校生の頃は進路に悩みました。

 

結果、心理学という道を選びましたが、そこに至るまでは大きく揺れ動いたような気がします。

 

好きなことを仕事にするということ

 

高校生の進路選択の時、みなさんはどのように自分の進む道を決めましたか?

 

親や先生に言われるままの道?

 

それとも、自分自身で前から憧れていた道?

 

なんとなく適当に進んだ道?

 

どれがいいとか悪いとかではないですよね。

 

たとえ親や先生にお勧めされた道でも、最終的には自分自身で決めているわけですから、結局、自分で進路を決められた方が多いと思います。

 

そして、好きなことを仕事にするかどうか、で悩んだ人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

みなさんはどっち?

 

好きなことを仕事にした方が良いと思う派?

 

それとも、好きなことは趣味にとどめておいて仕事にはしないほうが良い派?

 

きっと、色々な考え方がありますよね。

 

この漫画にも、そんな揺れ動きがみて取れます。

 

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引用元:ブルーピリオド 第1巻

 

好きなことは趣味でいい、これって大人の発想だと思いますよ。

 

この言葉を聞いて、主人公は美術部に入部することを決めます。

 

心が揺れ動いている時の大人から言われた一言って、大きな影響を与えるんですよね。

 

大人でさえ、この言葉に心を動かされる人は多いと思います。ということは、心が揺れ動きやすい中高生であればなおさらですよね。

 

好きなことを仕事にするということ〜現実編〜

 

好きなことを仕事に出来たら、本当に素晴らしいと思います。

 

一方で、好きなことを仕事にした際に生じる問題というのもあると思います。

 

漫画の中では、このような描写で表現されています。

 

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わかるわかるわかる!ってなりません?笑

 

心理学を好きで始めましたけど、趣味で学ぶ心理学と、仕事として学ぶ心理学では心の構え方が違ってきますよね。

 

例えば、うつや不安、という症状に興味があるけど、発達障害や摂食障害にはあまり興味がない(私の例ではなく例え話です)。

 

でも、発達障害や摂食障害の患者さんをカウンセリングをすることになれば、必死になって勉強します。

 

その時の勉強は、楽しい、というよりも、必死さが上回ります。

 

総じて、好きな心理学を仕事にできて良かったなと思えることが多いですが、それでも辛いな、向いてないな、辞めようかな、と思ったことはかれこれ00回以上あります。笑

 

みなさんは、好きなことを仕事にしたいという中高大学生が目の前に現れたらなんと答えますか?

 

30歳を超え、若者に心理学を教える立場になった今、こんな視点からもブルーピリオドを読めるようになりました。

 

心が揺れ動きやすい青年期から青年期を経験済みの大人まで、しっかりと楽しめるブルーピリオドをみなさんもぜひ読んでみてください。

 

あ、漫画の中に美術の知識がふんだんに詰められているので、美術好きの人は必見ですよ!

 

最後にこの漫画、2021年10月にアニメ放送が決定しています。漫画よりもまずアニメから、という人は、以下のサイトをチェックしてみてください。

 

blue-period.jp

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

みなさんにとって良い一日になりますように。