こんにちは。タコです。
新型コロナウイルス感染症がまだまだ落ち着かず、私たちは制限のある生活を余儀なくされています。
終わりがなかなか見えない、先の見通しが持てない中です。
そのような中で生活をしていると、ストレスが蓄積され、なんとなくイライラする、前よりも落ち込みやすくなった等、あるかもしれません。
国際機関の常設委員会IASCからは、新型コロナ感染症の対応者ガイドが発行されています。
このガイドでは、コロナ禍の社会で働く人々へ向けて、ストレスケアのポイントや他人との接し方について説明してくれています。
また、ガイドは2020年の8月に翻訳されており、ご存じの方も多いと思います。
ガイドが翻訳されてから約1年が経過した今、世の中はまだまだ不安定な状況のままです。
なので、今この時期に改めてこのガイドを見直すことは、とても大事なことのように思います。
ガイドそのものは20ページ以上あるため、このブログでは要点を絞ってまとめてみたいと思います。その要点とは以下です。
①自分を大切にする
②周囲との良好なコミュニケーション
③コミュニケーションで大事な傾聴
④リラクゼーション
今回の記事では①と②について紹介します。
次回の記事では③と④についてお示しします。
それでは、一つひとつ解説していきます。
自分を大切にする方法
みなさんは、自分を大切にしていますか?
自分の子どもや配偶者を大切にすることはとても大事ですが、それ以前に、自分自身を大切にすることが重要になります。
自分に余裕が生まれないと、周囲に対して優しくできません。
周囲への支援を考えるだけでなく、まずは自分自身の心身の健康状態を安定させることを目指しましょう。
ガイドでは、自分を大切にするためにできることとして、以下の10点をあげています。
- 感染症の最新情報を入手する。情報に触れる時間は数分以内と制限する。
- しっかりと食事をとり、十分に睡眠をとり、適度に運動をする。
- 毎日、自分が楽しい、有意義だと感じられる活動をする (趣味など)。
- 友人、家族、信頼できる人に自分の気持ちを話す (1日5分程度)。
- コロナ対応の仕事に不安を感じている場合は、周囲の人に相談する。
- 毎日の日課を決めて守る。
- アルコール、カフェイン、たばこの摂取量を抑える。
- 毎日の終わりに、自分や周囲に向けて感謝の気持ちをリストにする
- 自分でコントロールできることとできないことを整理する
- 筋弛緩法、ストレッチ、ヨガ、呼吸法など、リラックスする活動を試す。
9について、少し補足説明をしておきます。
制限された中で生活を送っていると、どうにもうまくいかないことがあります。
そんな時は、自分でどうにかできる問題と、そうでない問題を見極めることが役立つ場合があります。
状況によって自身の生活や、他者への支援がうまくいかなかったとしても、自分を責めず、自分に優しくしましょう。
周囲の人と、良いコミュニケーションをとる
皆さんは、周囲の人と良いコミュニケーションをとれていますか?
良いコミュニケーションとは、自分自身、そして相手にとっても良いコミュニケーションでのことを指します。
相手の目から見て、自分がどのようにうつっているかを意識したことはありますか?
相手にとってあなたのコミュニケーション方法は安心できるものでしょうか?
もちろん、相手が安心できるコミュニケーション方法をとれている方がほとんどだと思いますが、ここではあえて、相手に安心感を与えるコミュニケーション方法を紹介したいと思います。
やった方が良い事
・開放的でリラックスした姿勢を保つ
・相手をきちんと見る
・適切なアイコンタクトを用いて、その人がリラックスして話を聞いていると感じられるようにする
・適度な声の大きさで、落ち着いた柔らかい口調を保つ
・新型コロナウイルスの感染を減らすために物理的な距離を保ち、その理由を説明する
すべきでないこと
・腕を組まない
・目をそらしたり、床や携帯電話を見るなどしてうつむかない
・不適切なアイコンタクトをしない(例:相手をじっと見つめすぎない)
・相手が自分のことを知っていると思い込まない
・大声を出したり、早口で話さない
・相手が自分と話しやすいと思っていると思い込まない物理的な距離のルールを無視して、自分自身や他の人を新型コロナウイルスの感染のリスクにさらしてはいけない
いかがでしょう。
腕を組むくらい、目をそらすくらい、と思われる方もいるかもしれませんが、安心感には大きな影響を与えます。
慣れるまでは少し大変かもしれませんが、相手から見てどう映るか、ということを意識して、コミュニケーションをとってみてください。
そして、コミュニケーションにおいて大切なものに傾聴があります。
記事が長くなってしまったので、傾聴とリラクゼーションについては、次回の記事でまとめてみたいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。
みなさんにとって、良い一日となりますように。