僕も将来は心理職になろうかな
いいね!ちなみにどうして?
だって、心理職になれば、メンタル強くなりそうじゃん
なるほどね。タコくんにとってのメンタルが強いってどういう状態?
落ち込まない人!
うーん、それは難しいかも。心理職だって普通に落ち込むし、人によってはカウンセリングやお薬を使っている人もいるよ
そうなの?!心理学を学んでいるのに?!
そうだね。心理学を学んだから落ち込まなくなる、とは限らないんだ。じゃあ今日は、心理職がよくもたれがちなイメージと現実について紹介していくね
心理職はメンタルが強い
タコくんのように、心理職になればメンタルが強くなると思っている人は少なくなりません。
大学で心理学を教えていた頃、心理職を目指す学生さんの中には、自分のメンタルを安定させるために心理学を学ぶ・心理職を目指すという人が少なくありませんでした。
何かを目指す動機なんて人ぞれぞれですから、個人的にはそれはそれでアリだと思っています。
ただ、心理学を学んだからといって、落ち込むときは落ち込むし、辛い時は辛くなるよ、ということは一貫して教えていました。
そして、心理職の中にはカウンセリングやお薬(医療機関に通う)を自身で上手に使いながら、患者さんに心理的な技術を提供している人もいるということも伝えます。
では、メンタルを安定させたいと思っている人が、心理職を学ぶメリットにどのようなものがあるでしょうか?
ここからは完全な私見になりますが、たとえ落ち込んだとしても、そこからの回復過程や回復の方法を知っている、という点が一つ大きなポイントかなと思います。
回復過程や回復の方法を知っているから、必要以上に悲観的になりすぎず、回復に向けた行動をとれるということになります。
回復に向けた行動は、趣味に講じたり、休息したり、カウンセリングや医療機関に通ったりと、心理職であっても人それぞれです。
まとめると、心理学を学んだり心理職を学ぶと、
落ち込まなくなることは難しいけれど、
落ち込んでからの回復過程や回復方法を知っているから、
回復のために動きやすくなる。
というようにまとめられると思います(本当にあくまで私見です)。
心理職は人の心が読める
これもよく言われます。
飲み会などに参加すると、「今、俺が何考えてるか当ててみて」とかやられます。
いや、分かりません。
誰ですかあなた。笑
出会ったばかりの人の心は、エスパーではないので分かりません。エスパーが人の心が読めるかも分かりません。
ただ、しばらく話をしているうちに、もしくは、何回か会ってから、
この人って、こういう人なのかも
というふうにプチ分析みたいなことをする時はあります(私の場合です)。
でも、この人ってこういう人なのかもって他人をプチ分析することって、心理職に限らず皆さんもやっていませんか?
皆さんだって、その人がどういう人なのかを考える時はあると思います。
心理職の場合は、そこに心理的な知見を踏まえて分析することがある、のかもしれません。
でも、日常生活で出会う人で会う人すべてを分析するなんてことは、少なくとも私はしません。
理由はめんどくさいからです。
仕事で散々分析しているので、日常生活では頭を使うことなく静かに暮らしたいと思っています(しつこいですが、私の場合です)。
心理職の人は話を聞くのが上手だから、家族の人と喧嘩とかしなそう
これもよく言われます。
結論、喧嘩は普通にします。笑
仕事で人の話をしっかりと聴く機会が多い分、日常生活ではその聴き方が少し雑になっているのかもしれません。
また、仕事で人の話をたくさん聴いている分、家ではめちゃくちゃ喋っています。
この件に関しては他の心理の先生たちと喋ったことがありますが、少なくとも私の周りの先生たちは、私と似たような状況でした。
家ではめっちゃ喋るし、喧嘩もする。
幻滅しましたか?これがリアルです笑
いかがでしたでしょうか。
今日は心理職がよくもたれやすいイメージについて紹介しました。
皆さんは、心を扱う仕事をしている人間に、どのようなイメージを持たれていますか?
心理を学んでいるからといって、全員がポジティブではありませんし、心理職の中にも性格悪いなと思う人はざらにいます。
以上、心理職が抱かれやすいイメージについて説明してみました。
今日も皆さんいとって良い一日となりますように。