今日の記事はこんな人におすすめです
・心理職のスキルアップに興味がある方
・心理職になりたいと思っている方
・心理職がふだん、どうやって勉強しているか気になる方
今日の結論
・心理職は学会や研修会に率先して参加している
・それだけ、支援で悩むことが多い
・ボコボコにされて、成長するのが心理職(?)
今日の名言
こんにちは、タコです。
最近、めっきり寒くなってまいりましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
それでは、早速ですが、今日の名言です。
いいかい 優しさだけじゃ人は救えないんだ!!
人の命を救いたきゃそれなりの知識と医術を身につけな!!!
腕がなきゃ 誰一人救えないんだよ!!
引用:ONE PIECE /Dr.くれは コミックス16巻
優しいだけじゃ救えない
医師だけでなく、心理職としても心に響くものがあります。
心理職を志す人、実際に心理職として働いている人のほとんどが「優しい方」だと思います。(独断と偏見なので、もちろん優しくない方もいると思います)
しかし、心理職は優しさだけで人を救えるでしょうか。
今日は、そのことについて考えてみたいと思います。
心理職にも知識と技術が必要
実のところ、優しいだけでなんとかなる世界ではありません。
優しさだけだと人を救えないということが、大学院に進学したり、実際に現場で働いてみると、嫌というほど痛感します。
むしろ、優しいだけのカウンセラーって、かえって患者さんの具合を悪化させちゃう時があるではないかと思えてしまうほどです(これも独断と偏見です)。
かといって、厳しくすれば良いというわけでは、もちろんありませんが。
では、僕たち心理職に必要なものは何であるのか。
それは、ドクトリーヌも言っているように、知識と技術(私たちの場合、カウンセリングや心理検査、多職種連携の技術など)を磨いていかないといけません。
知識や技術の磨き方
この心理業界で知識や技術を磨いていく方法として、大きくは以下の方法が浮かびます。
・学会や研修会への参加
・論文や書籍によるインプット
・ベテランの先生からうけるスーパービジョン
・ケース検討会での発表
学会や研修会への参加
心理の業界では、学会や研修会が頻繁に行われています。
学会は秋ごろ~年度末までに開催されることが多く、研修会は随時、行われています。
こうした学会や研修会に積極的に参加をし、得られた知識を、明日からの自分が患者さんに提供する支援に活かそうと考えます。
ちなみに、学会や研修会は土日に開かれることが多く、職場によっては参加費等は自費になることが珍しくありません。
それでも、積極的に参加されている先生が多い印象を受けます。「あの研修でもお会いしましたね~」という会話がしょっちゅうです。
これは裏を返せば、人の心のサポートをすることがいかに難しいか、ということになります。
自分が行なっている支援のヒントとなり得るものを掴み得ようと、研修会や学会に足を向けるのでした。
(最近はオンラインでの研修や学会が多いので、地方在住の僕にとっては、交通費がかからないという点において、金銭的にとても助かっています)
論文や書籍によるインプット
論文、と聞くと、研究、というイメージを持たれるかとおもいます。
カウンセリングと研究って、何か関係あるの?
それが、関係が大ありなんだよ。
僕たちカウンセラーは、原則、研究によりその効果が認められている支援を患者さんに提供することになっています。
理論に基づかない、カウンセラーの感覚のみで実施する支援とか、
ましてや、優しさのみのカウンセリングは、
基本的にはあり得ませんし、やっぱりよろしくないな、と思います(自戒の念を込めて)。
だからこそ、最新の支援方法や研究成果を、常に把握しておくことが求められます。
そのためには、先述した学会や研修会への参加に加えて、論文や書籍に目を通すということが必要不可欠になってきます。
ベテランの先生からうけるスーパービジョン
とはいえ、やっぱり論文や書籍によるものだけでなく、現場から得られる経験って大切なんですよね。
でも、若手のうちはどうしてもその経験が不足してしまいます(これはしょうがない)。
そんな時、経験豊富なベテランの先生から、自分が関わっている患者さんについての支援の助言をもらえるようなシステム(訓練)を、スーパービジョンといいます。
このスーパービジョンのシステムは、若手にとっては大変にありがたいシステムですが、以下の点で苦労することが多いです。
・アドバイスをもらう先生への謝金(スーパービジョン代)
先生にお礼のお金をお支払いします。金額は先生によりまちまちです。
ご高名な先生だと、その分だけ料金が高いような、そんなこともないような(?)、ごにょごにょ。
・スーパービジョンしてくれるベテランの先生探し
これが結構苦戦します。基本的には大学院の指導教員にスーパービジョンを受けたりしますが、職場が変わったり住んでいる場所が変わると、先生探しをしなければなりません。
今はオンラインの普及に伴い、遠く離れている先生からの指導も受けやすくなったので、少しホッとしています。
ケース検討会での発表
ケース検討会とは、患者さんの状態の見立てや支援の方法を、いろいろな先生に検討してもらう会です。
個人情報の面から患者さんが特定されぬよう配慮したり、資料を準備したり等、何かと気を使うことは多いです。
一方で、先述した基本的には1対1のスーパービジョンとは異なり、検討会に参加している先生たち全員から意見をもらえる貴重な機会となります。
幅広い視点から患者さんの状態や支援方法を検討することで、患者さんにより良い支援の提供を目指します。
この、ケース検討会で発表することに関して、嫌がる心理職は多い印象です。
理由としては、ケース検討会に厳しいコメントを言う先生が参加されていると、ボコボコに痛めつけられてしまう可能性があるからです。
僕も、ボコボコにやられたことが何度もあります。
でも、発表すると得られるものの方が多いので、率先して発表するようにはしています。
ボコボコにされるのは嫌だけど。。。頑張っています。。。
いいかい 優しさだけじゃ人は救えないんだ!!
人の命を救いたきゃそれなりの知識と医術を身につけな!!!
腕がなきゃ 誰一人救えないんだよ!!
さて、いかがでしたでしょうか。
今回は主に、心理職の研鑽方法について書いてみました。
この記事が、皆さんのお役に少しでも立てば幸いです。
今日も読んでいただきありがとうございました。
皆さんにとって、良い一日となりますように。
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