みなさん、こんにちは。
さっそくですが、今日の名言です。
とにかく具体的に動いてごらん 具体的に動けば 具体的な答が出るから
相田みつを
今日は、子どもへの指示の出し方、について書いてみようと思います。
というのもここ最近、
子どもへの指示が通りにくい、
とか、
子供にちゃんとやって欲しいのになかなか動いてくれない、
というご相談をよくいただきます。
なので、今日は、この「ちゃんと」という言葉について、皆さんと考えていきたいと思います。
「ちゃんと」という言葉の罠
ちゃんとやって欲しいのに……
そのようなご相談を受けると、必ず私は、
「ちゃんと動いて欲しいんですね。ところで、お母さんがおっしゃる「ちゃんと」というのは、お子さんが具体的にどう動いてくれたら、ちゃんと動けた、と感じることができますか?」
というふうに尋ねています。
このような質問をすると、さまざまな答えがかえってきます
・ゲームは決められて時間以上やらないで欲しい
・お手伝いをもっとして欲しい
・宿題をきめられた時間にやってほしい
など
何が問題かというと、お子さんに、こうして欲しい、ああして欲しいということを具体的に伝えることをせずに、「ちゃんと」という指示だけで済ませてしまっていることが問題です。
そして、お子さんの中には(というか、僕も含めた大人の中にも)、「ちゃんと」というような漠然とした指示が入りにくいお子さんがいらっしゃいます。
ちゃんとやろうではなく、具体的に何をして欲しいのか話す。
ちゃんと勉強しなさい
⇨ご飯の前に、宿題を済ませてしまいなさい
ちゃんとお手伝いをしなさい
⇨食事の前にテーブルを拭いてください
こんな風に伝えてあげられると、子どもも今何をやればいいのかの見通しが持てて、取り組める確率が増えていくと思います。
一方で、具体的に指示を出したからといって、必ず動いてくれるわけではないことはあらかじめお伝えしておきます。あくまで確率が上がるだけです。
具体的に指示を出してもなかなか動かないお子さんにお困りの場合は、ぜひコメント欄でご質問ください。ブログ内のコメントや記事にしてお答えしたいと思います。
「ちゃんと」の他にも「しっかり」とか「頑張れ」とか、あいまいな言葉は時にとても便利ですが、本当にその人に動いて欲しい時は、具体的にしてあげたほうが、得策かもしれません。
夫婦関係でも言えること
夫婦関係でも同じことが言えます。
ちゃんと家事してよ。
で終わるのではなく、家事の中の何をいつどのようにして欲しいのか。
例えば、洗い物は食べ終わったらすぐに洗剤をよくつけて洗ってくれると嬉しいな。
のように。
さらによく言えば、いつもありがとう、とか、洗い物やってくれている間に私は〇〇してるねなど、指示を受ける相手がその行動に取り組みやすいような言葉かけの工夫があるといいでしょう。
子ども相手にお仕事をされている各先生方、
そして、子育てに悩まれている大人の皆さま、
この具体的な言葉の指示を少しでも参考にしていただければ幸いです。
今日も読んでいただきありがとうございました。
みなさんにとって良い一日となりますように。
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