こんにちは、タコです。
いきなりですが皆さんに質問です。
皆さんは、定年までガッツリと働きたい派ですか?
それとも、働かなくていいなら、さっさと退職したい派?
このブログでもちょいちい自己紹介しておりますが、
私はつい最近まで大学で心理学を教えていました。
その大学で一番の若手教員として、日々、教育と研究に励んでおりましたが、当時、ふと疑問に思ったことがあったので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。
定年の延長
「タコさん知ってる?〇〇先生が、定年の延長を希望しているらしいよ」
ある日のこと、大学の事務さんから言われた言葉です。定年の延長??その時、まだ大学に勤め出して間もなかった私は、彼女の言っている意味がよくわかりませんでした。
タコ:「それって、まだ大学をやめないってことですか?」
事務さん「そうそう。その先生の希望が通れば、あと3年はこの大学にいられるんだってさ」
私が勤めていた大学では、このように、定年の延長を希望する先生がいらっしゃいました。
そして、場合によっては、大学の方から定年を迎えた先生に、定年の延長をお願いできないかと頼んでいるケースもありました。
大学の教授というのは、結構な給料をもらっていたように思います。
そのお給料を、ちゃんと貯金や投資にまわしていなかったのかしら?
と思ってしまうほど、どうして定年を延長してまで働きたいのかが、さっぱり分かりませんでした。
65歳を超えてもなお、働きたいというその理由が知りたくなり、私は先生に尋ねてみることをしました。
定年を延長する理由
聞いたタイミングは、ちょうどその先生から飲みに誘われた時でした。地下に潜っていくような薄暗いBARのカウンターで聞いたと思います。
「先生はどうして定年の延長を希望されたんですか?」
出し抜けに、そんなストレートな聞き方をしていたと思います。尋ねられた先生は少し驚いたような顔を見せて、すぐに笑いながら答えました。
「若手からすると、老兵はもう邪魔でしょうがないか?」
いやいや、そんなことを言いたいんじゃないです。単純な疑問です。どうしてそんなに働きたいんですか?お金に困っているようには思えませんが?
お酒の勢いもあり、今思うとかなり図々しい質問を、躊躇いもなく重ねていました。するとその教授は、ちょっとおどけて見せながら、
「自分の研究の終わり時は、自分で決めたいんだよ」
いや、あんたここ数年、ぜんぜん論文書いてなかったじゃん。という言葉は飲み込んで、はあ、そんなもんですか、とだけ返しました。正直、ただカッコつけているだけのように思えたのです。そして、
「タコくんも、僕ぐらいの年齢になると分かるよ」
と、その教授に言われたことを今でも覚えています。結局その先生の延長は、1年間だけ大学から認められました。
終わり時を自分で決めるということ
その教授に限らず、定年を超えてもなお、各業界で活躍されている方は世の中にたくさんいると思います。
定年を延長する理由は人それぞれだと思いますが、仕事をもっとやりたい!と思いながらの延長は、もしかしたらちょっと幸せなのかな、とも想像したり。。。
今はまださっぱり分かりませんが、自分ももっとベテランになったら、まだ働いていたい、とか、定年を延長したいと思えるようになるのでしょうか。
皆さんは定年の延長について、どのようにお考えですか?
コメント等でご意見もらえたら嬉しいです。定年の延長について、ぜひ、皆さんの考えを教えてください。
それでは、今日も皆さんにとって良い一日なりますように。
またね!!
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