タコブログ〜公認心理師と共に楽しむ〜

日々が楽しくなるようなコツを、公認心理師が心理学の知識を用いて紹介します。また、世の中の名言(時に迷言)を独断と偏見で心理学的に解釈していきます。

子供がルールを守らない?!どうすればいい?!

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こんにちは、タコです。

 

今日は、子どもにルールを守ってもらいた時の、お勧めの方法を紹介したいと思います。

 

 

子どもにとってのルール

 

家庭でのルールや、学校でのルール

 

子どもを取り巻くルールって、実はたくさんあると思います。

 

ゲームは1日1時間まで、とか、授業中は私語をしない、とか。

 

ご家庭により、もしくは学校により、それぞれだと思います。

 

そのような中で、「うちの子がなかなかゲームをやめてくれなくて」とか、「宿題にとりかからなくて」とか、「授業中の私語がやめられなくて」といった相談を、保護者の方や、学校の先生から受けることがあります。

 

このような時、そのほとんどが、大人側が一方的に決めたルールであることが多いです。

 

だからといって、子どもにルールを決めさせたらとんでもないことになりそうじゃん

 

そうだよね。だから、大人と子供の二者間でルールを決めることが大切なんだ

 

大人が決めるルール

 

大人が決めるルールって、子どもにとっては曖昧であったり、厳しすぎたりといったパターンが多いです。

 

もちろん、ルールを決めて子どもを守りたい、という大人の想いに悪意はないはずですが、そのルールの難易度が、子どもに見合っていないことがほとんどです。

 

なので、大人側は、子どもの立場も踏まえたルールに見直す必要があります。

 

子どもが決めるルール

 

その一方で、子どもだけにルールを決めさせるとどのようなことが起こるかというと、子ども本位なルールでありすぎたり、逆に大人でも考えつかないような厳しすぎるルールを設定してきたり、ということがあります。

 

子ども本位でありすぎるルールには、やはり、家庭や学校としてのルールを混ぜ込む必要がありますし、

 

大人でも考えつかないような厳しすぎるルールには、やはり、現実味をおびさせる必要があると思います。

 

大人と子供の二者間で決める

 

というわけで、大人と子供の二者間でルールを決める、という観点が非常に大事かなあと思います。

 

保護者から、先生から見て許容できる範囲で、かつ、子どもにとってもこのルールは守れそうだぞ、と思えるものを、大人と子供で共有しておく、ということが大切です。

 

そのことを、家族会議なり、親子間での話し合いなり、先生と児童・生徒間なり、話し合いの場を設けることが大事です。

 

その時の議事録というか、子供がいつでも確認しやすいように、決めたことは紙に書いて残しておくと良いでしょう。

 

でも、何よりも一番大切なことは・・・

 

ルールを大人-子ども間で共有することはもちろん大切ですが、それと同じくらい(いや、それ以上?!)大事なことがあります。

 

それは、子どもがルールを守れた時に、守れたことをしっかりと褒めること、そして、守れている間は、大人がしっかりとそのことを把握しておくことです。

 

ルールをちゃんと守っていても、何もメリットがないのであれば、子どもはルールをまた守ろうとは思えません。

 

でも、勉強をすれば頭が良くなるし、授業中の私語をやめれば授業に集中できるじゃない

 

そうだね、でもそうしたメリットって、すぐに効果が得られにくいよね

 

勉強をしていけばたしかに頭は良くなっていくかもしれませんが、その効果がいつ訪れるのかは不明です。

 

また、授業中に私語をしなくなったとしても、本人にとって勉強がつまれないと感じているのであれば、やはり、楽しい私語を選んでしまうと思います。

 

ルールを守れたら、子どもにとって比較的に効果があるとされていて、即時性があるメリットを与える必要があります。

 

それは、「一緒に決めたルールを守れてえらいね」「ルールを守って勉強しているんだね、すごいね」といった声掛け(注目していることを相手に知らせること)だったり、褒めることが重要になってきます。

 

子どもがせっかくルールを守っているのに、一緒にルールを決めた大人がそのことを認めてあげないと、子どもの行動ってやはり定着していかないと思います。

 

まとめ

 

というわけで、子どもにルールを守ってもらいたい場合には、そのルールを大人だけで決めるのではなく、子どもと一緒に決めて、子どもがそのルールを守れている・守れた時には、必ず本人にフィードバックする(注目する・褒める)といったことが重要だと考えています。

 

この記事が、みなさんにとって少しでもお役に立てたら幸いです。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

みなさんにとって、良い一日となりますように。

 

 

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